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zoom RSS The Cell #4: Scorching Heat

<<   作成日時 : 2012/02/19 02:00   >>

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Mizou mini netlabel proudly presents

The Cell #4: Scorching Heat
ザ・セル・#4「スクーチング・ヒート」

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Artist: The Cell #4
Title: Scorching Heat
Genre: Visual-Core/Post-Hardcore/Nu-Metal

Tracklist:
01. 011010#Error#
02. Grave of firefly
03. White curtain
04. Cutting edge
05. Dead past
06. Paper crane
07. Forgotten
08. Velvet dream on a water smooth surface

Cover Image

Download (MP3 + Image)
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Album Description:
This is the first album from Russian Visual-core/Nu-metal band called The Cell #4. It consists of 5 vocal songs and 3 synthetic tunes.
This album contains pretty hard & heavy fast guitar riffs, high-speed drum parts, deep and rich bass line, melodic rhythm, and extraordinary vocals/voices. - This is Scorching Heat. Enjoy.

Produced by The Cell #4
Mix & Mastering by Semen 'Venomous' and GASWRENCH RECORDS
Artwork by Irina Guseva

Band members:
Stas 'Shinda' - Voice
Vitali - Guitar
Egor - Bass Guitar
Mixail - Drums
Semen 'Venomous' - Sample, Synth

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(L→R) Vitali, Semen 'Venomous', Stas 'Shinda', Mixail, Egor

For more information
Facebook page
YouTube channel
vk.com/the_cell_4

Creative Commons License


The Cell #4: Scorching Heat
Mizou MZ004

Visual-kei is already the universal language. This movement began with a group of bands was particular about the productions of the visual surface that appeared in the indie rock scene of Japan in the late 1980s. When the whole world was in the midst of the grunge boom, everyone was wearing the dirty damaged jeans and the nel shirt. However, around the same time the visual-kei rock band in Japan erected the dyed colorful hair towards heaven.

The Cell #4 is a Russian quintet band who were influenced from Japanese visual-kei rock. They were formed in Rybinsk in 2006, went close to the style of visual-kei from around 2009. Its musical style fusions the fast and heavy aggressive rock sound such as hardcore punk, heavy metal, and electronic sounds. They deploy a new generation of visual-kei rock spectacularly. In addition, their visuals are the fusion of the traditional style of European and the alternative style of Far Eastern Asia.

This is the first album for The Cell #4. This collection has five main songs and three experimental instrumental songs. It is the eight tracks album. The guitar with heavily distorted tone, plays out the grand twisted riffs. That beat mixed the mechanical industrial sound and the hasty hardcore punk, shows a variety of facial expression. The vocal expresses a deep melancholia and psychedelia, uses both growl and high tone. The pieces of instrumental interlude are making us feel an affinity and closeness for the european progressive rock and the modern electronica.
They mentioned that Japanese bands such as Dir En Grey, X Japan, Mucc, D'espairsRay affected them greatly. And also they have such experiences to share the stage with Japanese band, The Black Love Fantom and The Royal Dead, that visited Russia in live tour. In February, they perform the live on stage with the young-star visual-kei band Plunklock, at their first show of the European tour, in Moscow.

ヴィジュアル系(Visual Kei)のロックというと、髪を逆立て、皮ジャケット等にスタッズを打ちまくった、80年代のパンク系やメタル系のファッションを極端な方向へ押し進めたショッキングなルックスと、メロディックでハードなメタル・コアの迫力あるサウンドというものが、まず思い浮かぶ。大昔の「天才・たけしの元気が出るテレビ」や「上海紅鯨団が行く」に出演していた頃のX(X Japan)や、マイナー雑誌だった頃の「Fool's Mate」の誌面に度々登場していたColorといった、奇抜な風体をしていたバンド群が、この日本のロック史上におけるひとつの特異な種族/流派のはしりであろう。
これは、80年代後半のインディーズ・ブーム最末期の爛熟したメジャー寄りのアンダーグラウンド・ロック・シーンにおいて、ある意味湧き起こるべくして湧き起こった動きでもあった。そして、その動きが次第に大きくなってゆくにつれて、あまりメタルの様式美に固執することのなくなったバンドのサウンドは瞬く間にアングラ臭を消し、聴きやすくノリのよいビートを基本とするポップでメロディアスなロック・ミュージックへと向かってゆくことになる。
ケバケバしいヴィジュアル・イメージに特化することで、既存のバンド・ブームの流れに属する一群とは、やや一線を画しながら、X Japanのメジャー・デビューとその後の大ブレイクとともに、ヴィジュアル系ロックは90年代の前半には新たな日本のロック(J Rock)の一ジャンルとしてしっかりと確立されるに至る。この頃からヴィジュアル系ロックの一部は大きく路線を変更してポップス化し、その(商品として均質化された)ヴィジュアル面を武器に高い人気を博し、一般的なポピュラリティの高まりとともに次々とヒット・チャートを賑わすようにもなった。
その後も何度かの大きな波のうねりを経つつ、現在に至るまでヴィジュアル系ロックのムーヴメントは脈々と生き残り続けている。いや、もはやすでにひとつの音楽スタイル/ジャンルから派生した総合的な文化として定着しているといっても過言ではなかろう。

今やヴィジュアル系ロックは、アニソン(Anison, Anime Song)、アイドル・ポップス(J Pop, Idol Pops)などと並び、日本国内だけでなく海外においても高く評価され、絶大な人気を誇る日本のポピュラー・ミュージックのジャンルのひとつでもある。
ディル・アン・グレイ(Dir En Grey)やディスパーズレイ(D'espairsRay)などのように、欧米での海外公演やコンサート・ツアー、また巨大ロック・フェスティヴァルへの出演を成功させているバンドも少なくはない。ただし、近年はYouTubeやSoundCloudといったネットワークを介したグローバルな光速のコミュニケーションを可能にするツールが登場したことにより、まだメジャー・デビューをしていないインディ・シーンのヴィジュアル系バンドが、海外においていち早く人気を沸騰させ、欧州などでライヴ・ツアーを行うというケースも見受けられつつある。
こうした部分を見るにつけ、どうしてもメジャーな資本が絡みがちなアニソンやアイドルと比較すると、ヴィジュアル系ロックの方が元々の出自であるインディ・シーンという下地をもつ分だけ、よりフットワークの軽い状態での草の根的なレヴェルにおける海外進出に対する適合性をもっているようにも思われる。ヴィジュアル系のロックは、今後さらにより幅が広く層の厚い海外の音楽シーンや音楽文化との交流を通じて、独自の発展を遂げてゆくことが予想される。

こうして日本のヴィジュアル系ロックというものが世界的に浸透し、言語の壁などを軽々と越えて世界各地に多くのマニアックなファンやリスナーを獲得しているということは、そこから何らかの影響を受けた音楽が誕生しているということでもあるだろう。その奇抜なルックスやヴィジュアル面とともに、その日本独特のロック・シーンにおいて特異な発展・進化を遂げたサウンド面においても、ヴィジュアル系のロックは全世界で多様な影響力を発揮していることが予想される。実際、ドイツやロシアなどのヨーロッパを中心に、その音に触発された音楽性を打ち出すバンドは数多く存在しているのである。
そこでは、ヘヴィ・メタル、ハードコア・パンク、ゴシック・ロック、ダーク・サイケなどのオルタナティヴなロック・サウンドや、ヨーロピアン・プログレッシヴ・ロックの伝統的な様式などと共振する形で、様々な実験的交配が繰り広げられ、欧州ならではの感覚をもつヴィジュアル系ロックが産声をあげつつある。こうした新たな流れを作り出しつつあるバンドたちは、日本におけるヴィジュアル系のサウンドとは、また少し違った形での進化を遂げてゆくに違いない。
だがしかし、彼らの音楽的姿勢として共通していえるのが、日本のヴィジュアル系ロックのオリジナリティに対して並々ならぬリスペクトの感情をもっている点である。ヴィジュアル系ロックとは、極東の島国から伝来したある種の全く新しいスタイルのサウンドやコンセプトとして認識されているのだ。欧米におけるロック・ミュージックの感覚からすると、それは完全なる異文化でもあるのかも知れない。そうした部分では、歌舞伎のような古来からの日本文化と極めて近い受容のされ方をしているともいえるだろうか。

ザ・セル・#4は、06年にルイビンスクで結成されたバンド、ザ・ダーク・コーナー(The Dark Corner)を母体として誕生した。結成当初はスティグマタ(Stigmata)などのロシアのニュー・メタルやハード・ロックから影響を受けたサウンドを鳴らしていたが、日本のヴィジュアル系ロックの熱心なリスナーであったバンドのフロントマン、スタス(Stas)が周囲を巻き込んでゆく形で、次第にその音楽性やステージでのヴィジュアル面を変化させてゆくことになる。そして、09年の夏に現在の五人組バンドの体制が整ったのを機に、ザ・セル・#4と改名した。そのメンバーとは、ヴォーカルのスタス・シンダ(Stas 'Shinda')、ベースのイゴール(Egor)、シンセ&サンプリングのシーメン・ヴェナマス(Semen 'Venomous')、ギターのヴィタリ(Vitali)、ドラムのミハイル(Mixail)。この新たなライン・アップで10年に録音が行われたバンドにとっての初の作品が、本作“Scorching Heat”となる。
このファースト・アルバムには、全8曲の楽曲が収録されている。ヴォーカルの入ったメインの楽曲は5曲、その合間に実験的なインスト・トラックが3曲ほど挟み込まれている。伸びやかかつ緻密なフレーズで構成された、捩れるようなリフを繰り出す重く歪んだ音色のギター。ハードコアの性急さと機械的なインダストリアル・サウンドが入り混じる、多彩な表情をもつビート。メリハリのある楽曲を巧みに演出する、柔軟性に富んだ躍動感のあるリズム・セクション。高いトーンの歌声と獣的なグロウルを使い分け、深いメランコリアとサイケデリアを表出させてゆくシアトリカルなヴォーカル。また、インタールード的に散りばめられたインストゥルメンタルの小曲におけるサウンドには、伝統的なヨーロピアン・プログレッシヴ・ロックや今日的なエレクトロニカとの親和性を感じ取れる雰囲気が色濃くある。

タイトルの“Scorching Heat”は、焼け焦げるような熱、つまり「灼熱」を意味している。また、収録曲のいくつかにはハッキリと「広島」と聴き取れるサンプル・ソースが使用されているのを確認することができる。こうした部分からは、このアルバムが核兵器というものについて何らかの言及をしている作品だと考えることができそうだ。さらにいえば、そこに原子力や核エネルギーというものに対する何らかのメッセージを読み取ることも可能であろう。ロシアは、86年にチェルノブイリの原子力発電所事故を経験している国である。そして第二次世界大戦中に広島と長崎に原子力爆弾を投下された日本は、世界で唯一の被爆国であり、昨年の東日本大震災と大津波によって福島第一原子力発電所においてチェルノブイリと同レヴェルの原子力発電所事故を経験してもいる。ここには、ロシアのロック・バンドが日本のヴィジュアル系ロックを奏でているという音楽的/文化的な繋がりや関係性だけでなく、それ以上の何か共通する世界感覚のようなものが存在しているような気もする。灼熱の光と影。個人的には、学生時代に修学旅行で行った広島の平和公園で見た、「原爆の子の像」に大量の折り鶴が手向けられていた光景を思い出した。

ザ・セル・#4は、影響を受けた日本のバンドとして、ディル・アン・グレイ、X Japan、ディスパーズレイ、ムック(Mucc)といったバンドの名を挙げている。そして、実際に現在でもこうしたバンドの楽曲をライヴにおいてカヴァーしているようである。また、ロシアをライヴ・ツアーで訪れたザ・ブラック・ラヴ・ファントム(The Black Love Fantom)やザ・ロイヤル・デッド(The Royal Dead)といった日本のバンドとは、そのステージを共にした経験ももつ。さらに来たる2月24日には、現在人気急上昇中のプランクロック(Plunklock)の欧州ツアー初日のモスクワ公演に対バンとして出演する予定である。

こうした日本のバンドとのライヴでの共演などを多く経験し、直接的な刺激を受けることでザ・セル・#4は、今後より進化したロシアン・ヴィジュアル系ロックを展開してゆくようになるのではなかろうか。これからが、とても楽しみなバンドだ。とりあえず、まずはこの処女作で、その大器の片鱗ぶりを是非とも確認してもらいたい。彼らのYouTubeのチャンネルにアップされているライヴ映像なども必見である。
スウェーデンのYOHIOだけがヨーロッパのヴィジュアル系ではない。ロシアのShinda様が率いるザ・セル・#4のことも、どうかお見知り置きを。

Liner notes by Masaru Ando

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