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zoom RSS The Red Crayon Aristocrat Club

<<   作成日時 : 2009/02/21 21:00   >>

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The Red Crayon Aristocrat Club: The Red Crayon Aristocrat Club EP
Zorch Factory Records ZFR010

画像 09年2月2日、オーストリアはニーダーエーステライヒ在住のSkeksis86によって制作された、全10曲収録のコンピレーション作品『Vol.4: United Gothic Underground』が発表された。Skeksis86は、Myspaceに登録している、残念ながらまだまだ無名のバンドやアーティストの作品をコンパイルし、その草の根的な音楽活動を広くネットワールドに紹介してゆくことを目的とした、活動支援型の独立系ネットレーベル・プロジェクトを展開する人物である。今回の作品のタイトルが、Vol.4となっていることからも明白な通り、これはSkeksis86によって制作されたコンピレーションの第4弾となる。過去の3作品は、それぞれにネオ・フォークやネオ・クラシカル、アンビエント、ブラック/ドゥーム・メタル、インダストリアルなどのサウンド・スタイルごとに(やや大雑把に)軸を規定した作品コンセプトが掲げられ、それに則した参加アーティストと収録曲のチョイスがなされたものとなっていた。ちなみに、各作品は、全10アーティストによる全10曲を収録するという統一のフォーマットが採用されている。そして、この第4弾は、そのタイトルからも明白な通り、ゴシック・ロック(と、そこに隣接しているダーク・ウェイヴ〜ニュー・ウェイヴ・リヴァイヴァル)をメイン・コンセプトに据えたコンピレーション作品である。
 作品のタイトルにあった『United Gothic Underground』というフレーズに、何か妙に惹かれるようなものを感じたのが、全ての始まりであった。そして、とりあえず、あまり過度な期待をせずに、軽い気持ちでチェックをしてみたのである。ネットレーベル界のゴス/ダーク・ウェイヴ系のバンド/アーティストというのは、いまいちスタイル先行型の傾向が強いというか、どうにもこうにも実が伴っていないケースが非常に多いので。この作品に関しても、オープニングを飾っているスウェーデンのテネブレ(Tenebre)によるインスト曲“Meine Angst”を聴いた時点では、当初の嫌な予感は、見事なまでに的中したと感じていた。そんなに大きな期待をしないでいて本当によかった、と。申し訳ないが、音の作りが、泣けてくるほどにショボいのだ。安っぽく平坦で厚みもダイナミズムも感じられないサウンド。目標としている地点とは、明らかにかけ離れた場所に着地してしまっている感じが、明々白々なのが、何とも物悲しいのである。音楽的な質そのものは、決して粗悪ではない。だが、その根本的な理念を、高度な質にふさわしいカタチへと音楽化させてゆくプロダクションの能力が、全く追いついていないのである。Myspaceで作品を発表しているだけの、ほぼ無名なバンドやアーティストに、ずば抜けて完成度の高いサウンドを求めること自体が、お門違いであるのかも知れない。それでも、ゴシック系のダークでシアトリカルなロックほど、サウンドの基本的な雰囲気作りの部分でショボさや粗が目立つようだと、完全にお話しにならなくなってしまう音楽スタイルはないような気もするのだ。こうした部分こそが、ネットレーベルのシーンにおけるゴシック・ロックやダーク・ウェイヴ系の作品に、なかなか及第点を与えることのできぬ、最大のネックになっているのだと思われる。この音楽スタイルに関しては、最初から、かなりハードルの設定位置が高いのである。スウェーデンのテネブレは、音作りの面で、そのハードルを全くクリアできていなかった。ただ、それだけのことだ。それでも、そんな作品冒頭で感じたガッカリ感は、そう長くは続かなかった。次の、ヴィーナス・モーニング・ドレス(Venus Mourning Dress)による“Pray”が、思いのほか素晴らしい出来映えであったのだ。ヴィーナス・モーニング・ドレスは、ダークでアングラな音楽の一大メッカであるロシアのバンドである。さすがに、堂に入ったゴスなサウンドを見事なまでに作り上げている。ザ・シスターズ・オブ・マーシー(The Sisters Of Mercy)やフィールズ・オブ・ザ・ネフィリム(Fields Of The Nephilim)の流れを色濃く受け継ぐ、正統派のゴシック・ロックである。徹底して冷徹な感触ながらも、骨格のしっかりとした安定感のある硬質なバンド・サウンド。ピーター・マーフィ(Peter Murphy)やカール・マッコイ(Carl McCoy)を彷彿とさせる、慟哭じみた低音ヴォーカル。ベースは唸るようにドライヴし、ギターはノイジーかつメタリックに轟く。これは、決して悪くない。かなり上々だ。この2曲目を耳にした途端に、それまでのガッカリ感は完全に影をひそめ、淡い期待感が、一気にムラムラと湧いて出てきたのである。そして、その後も、なかなかの作品が続々と登場してきた。淡い期待に導かれた高揚感は、作品終盤まで全く裏切られることがなかったのだ。4曲目のイタリアのクリスタベル・ドリームズ(Christabel Dreams)による“Life That Never Was”は、太くメロディアスなベースラインにキラキラと煌めくようなギター、キレのよいドラムス、深みのある少々臭いくらいのヴォーカルといった、超一級の耽美派サウンドが展開される楽曲。中世ルネサンス運動の発祥の地であり、早くからゴス文化が深く根付いていたイタリアのバンドらしい、しっかりと磨き込まれた音の様式美が光る一曲である。6曲目のフランスのファルス・フェイセズ(False Faces)による“Shadows”では、語り系の浮世離れした女性ヴォーカルを中心に、かなりハードで疾走感にあふれるサウンドが展開されている。どんなに疾走しても、そこに清々しさは一切感じられず、妙なオドロオドロしさばかりが後味として残る。そんな違和感が、たまらなく心地よい。8曲目のカナダのザ・サイレンス・インダストリー(The Silence Industry)による“Rags Of Clay”では、エコーとリヴァーブがタップリと効いた4ADスタイルの夢幻サウンドの大洪水に、線の細い実に頼りなげなヴォーカルが翻弄されながらもゆらゆらと漂いまくる。存在感たっぷりな深みのあるリリカルなギター・サウンドやヴォーカルの歌唱法など、ほぼ全体的にロバート・スミス(Robert Smith)とザ・キュアー(The Cure)からの影響が相当に強く感じ取れる。9曲目のフランスのソロール・ドロローザ(Soror Dolorosa)による“Dare Me”は、クリスタベル・ドリームズが展開していたスタイリッシュなゴス・サウンドを、一回りコンパクトにギュギュッとまとめたようなイメージである。この妙にスカスカで暗く侘しいサウンドは、80年代初頭から中盤あたりのインディ・シーンでうごめいていた、ゴシック・ガールズ(Gothic Girls)やスケルタル・ファミリー(Skeletal Family)などのマイナーなゴシック・バンドのそれを思い起こさせてくれる。ギターもベースもヴォーカルも、全てが暗闇の奥底で芯まで冷えきっていて、何とも切ないのだ。そして、そんな暗い哀感こそが、どうしようもなく魅力的であったりもする。だがしかし、そうしたゴスな楽曲群の中に、妙に異色な匂いを放つ作品が、一曲だけ存在していた。それが、7曲目のスペインのザ・レッド・クレイヨン・アリストクラート・クラブ(The Red Crayon Aristocrat Club)による“Fear”であった。最初の印象は、他の収録アーティストとちょっと毛色が異なっているせいで、多少気になり、ちょっと引っかかる感じ。しかし、そうこうしているうちに曲は終わり、次の8曲目になだれ込んでいってしまう。だが、これが、実は相当に後からジワジワと来るタイプの音なのだ。どうにもこうにも気になってきて、仕方なく聴き返してみると、その度にどんどんと無視できない存在へと大きく膨れ上がってゆく。そのうちに、ザ・レッド・クレイヨン・アリストクラート・クラブ(以下、TRCAC)の奇妙にポップなサウンドの魅力に、どっぷりと取り憑かれてしまっていることに、ハタと気づかされることになる。この『Vol.4: United Gothic Underground』において、TRCACの楽曲を耳にしたことは、何か運命的な出会いであったのではないかと、真剣に思えてきてしまったりもするほどに。いや、実際に、運命的な出会いであったのかも知れない。かなり軽い気持ちで聴きはじめたコンピレーション作品であったが、まず思ってもみなかったほどに収穫は多かった。どうも、その最大の収穫というのが、どうやらTRCACの発見であったようなのである。
画像 TRCACは、スペインはマドリッドを拠点に活動する男女二人組のユニットである。ヴォーカル担当のヘレン公爵夫人(Helene)とプロダクション担当のH・ゾンビー伯爵(H. Zombie)が、その構成メンバー。自らダッチェスやカウントと名乗る貴族趣味などは、まあご愛嬌であろう。当人たちにとっては、既存の賎貴の価値基準を根底から覆すことを目論む、確固たるコンセプトが、そこには存在しているようなのだが。とりあえず、基本的なキャラ設定ぐらいに軽く捉えておいて間違いはないであろう。片割れのH・ゾンビー(Hugo Zombie)は、ソロ・アーティストとしても活動をしており、08年1月にマドリッドのパンク〜ニュー・ウェイヴ系ネットレーベル、Blood Pack Recordsより全5曲入りのシングル“From Heaven To Hell EP”を発表している。また、このシングルの収録曲“On The Road”には、TRCACのヘレンがゲスト・ヴォーカリストとして参加している。H・ゾンビーとヘレンは、マドリッドのアンダーグラウンドなエレクトロ・パンク系のクラブ・シーンで出会い、意気投合して音楽活動をともにしてゆくことになったという。プロデューサーであるH・ゾンビーが、並外れて才能にあふれる個性的な新人女性シンガーのヘレンを、ナイト・クラブで発掘したという形であろうか。互いにコラボレーターとして認めあったふたりによって結成されたTRCACが、まず目指したサウンド・スタイルとは、シンセ・ポップとポスト・パンク、ニュー・ウェイヴ、そしてガレージ・ロックの斬新なミクスチャーであったようだ。そういう意味においては、TRCACとゴシック・ロックとの接点は、最初から、ほんのかする程度だったのかも知れない。80年代初頭のポスト・パンクやニュー・ウェイヴからの影響という部分で、そこに、ほんのりとゴス臭が香り立つぐらいであろうか。それゆえに、大真面目にシスターズやキュアーのフォロワーを気取った連中がひしめいていた『Vol.4: United Gothic Underground』において、ひときわ異彩を放つ存在になり得たのだとも考えられる。そこで聴けたTRCACの“Fear”は、決して懐古趣味的なオリジナル・ゴシック・ロックのリヴァイヴァルといった風なものではなく、様式としてのエレクトロクラッシュを通過した21世紀のディスコ・パンクのスタイルを提示しているもののようにも感じられた。しかし、だからといって、それは、ただただ斬新な、とにかく奇抜さや奇矯さだけを追求した稚拙な音でもなかった。そこには、しっかりと80年代のニュー・ウェイヴやポスト・パンクのサウンドを探究し吸収した、実に品行方正な姿勢がちゃんと見て取れたのだ。いや、実際には、そのあたりの要素は、かなりTRCACの音楽性の前面に、ありありとにじみ出してきてしまってもいる。これが、結構、臭いくらいに香るのだ。その臭みこそが、妙にクセになる一因でもあるのだろう。そんな、やや身も蓋もないほどの臆面もなさすらも、TRCACのサウンドの大きな魅力である。音楽だって、やはり、無味無臭では、全く面白味がない。
 08年10月3日、TRCACは、フランスはパリに拠点を置くネットレーベル、Zorch Factory Recordsより、全5曲を収録したデビューEP“The Red Crayon Aristocrat Club EP”をリリースしている。これを聴くと、何とも興味深い臭みをムンムンと香り立たせているTRCACの音楽性の全貌が、もうちょっとばかり明らかになってくる。とりあえず、どれもこれも、無味無臭とは正反対の楽曲ばかりだ。幕開けを飾る1曲目は、“Lone Lines”。これは、黄金の60年代ポップスを下敷きにした雰囲気の曲調に、エレクトロ・ポップやガラージ・ロックのエッセンスを満遍なくまぶし込んだスタイルの楽曲。異様に舌足らずでコケティッシュな魅力にあふれるヘレンのヴォーカルによる、マイナーな哀愁のメロディの応酬に、思わず琴線がブルブルと震わされる。音の系統としては、ストロベリー・スウィッチブレイド(Strawberry Switchblade)やファズボックス(We've Got A Fuzzbox And We're Gonna Use It)の系譜に属するものといえるであろうか。2曲目は、ちょっとした問題作である“Jule's Memories”。硬質でバシャバシャな打ち込みビートに唸りながら地を這うベースライン、そしてノイジーにウニョウニョと飛び交う呪術的なギター。どこをどう聴いても、ザ・シスターズ・オブ・マーシーが82年に発表した名曲“Alice”なのである。いや、“Alice”を下敷きにしながら、全く別の曲を仕立て上げているという感じか。いやいや、かなり意識的に“Alice”を引用しているような節は、多分にある。ここまでくると、どう考えても確信犯であろう。しかしまあ、やり口としては面白い。とりあえず、それなりにTRCACらしい楽曲の位置にまで持ってゆけているのが、妙におかしくもあるのである。絶妙というか、相当に微妙だが、センスはよい。3曲目の“Fear”は、前出のSkeksis86による『Vol.4: United Gothic Underground』に収録されていた楽曲。攻撃的で直線的なハンマリング・ビートに、イタロ・ディスコ風の激烈にチープなシンセのフレーズと、パンキッシュなイカしたディストーション・ギターが絡む、まさにTRCACならではなスタイルのエレクトロ/パンクなサウンドが、勢いよくほとばしる極上ポップスである。ちょっと強引に例えていえば、ジグ・ジグ・スパトニック(Sigue Sigue Sputnik)のモロダー・サウンドに、ザ・プリミティヴズ(The Primitives)とトランスヴィジョン・ヴァンプ(Transvision Vamp)を足して二で割ったものを、えいやと合体させたような雰囲気といったところだろうか。この爽快なポップ感は、やっぱり、やけに耳に残る。4曲目は、“Heartbreak”。ガレージ〜サーフ・ロック趣味を思いきり爆裂させた、キュートでスカスカなレトロフューチャリスティック様式のポップ・ソング。独特の哀感を漂わせながら、スカッと突き抜けるところは突き抜けるヘレンの歌唱が、非常によい。ばっちりとツボを押さえている。おそらく、相当にその手のクラシックスを聴き込んで探究をしているのであろう。デンマークのザ・レイヴォネッツ(The Raveonettes)を、カラッカラになるまで干して乾かして、ポップコーンのように弾けさせると、こんなサウンドになるだろうか。ラストの5曲目は、“Stay Free”。これは、ザ・クラッシュ(The Clash)が、78年に発表したアルバム『Give 'Em Enough Rope』に収録されていた名曲のカヴァー・ヴァージョンである。何とも微笑ましい雰囲気の、TRCACらしいエレクトロニック・トラッシュ・ポップに仕上げられている。原曲のミック・ジョーンズ(Mick Jones)によるフラフラと揺らぐ心もとなげなメロディ・ラインを、舌足らずなヘレンの歌声が絶妙な抑揚でたどってゆくあたり、かなりの相性のよさも感じられる。ちなみに、TRCACのふたりは、アンダーグラウンドのエレクトロ・パンク系クラブ・シーンにおいて、ステイ・フリー・DJズ(Stay Free DJ's)というDJティームとしても活動をしているようだ。どうやら、バンドとしてはTRCAC、DJとしてはStay Free DJ'sと、活動を行うシチュエーションごとに名義を使い分けているようである。おそらく、この“Stay Free”は、彼らがDJをする際のテーマ・ソングのようなものなのであろう。確かに、これがプレイされたら、かなりダンスフロアは盛り上がりそうだ。しかしながら、これは、やはり、とんでもない名曲である。もう、かれこれ30年以上も昔の楽曲であるにも拘らず、全く鮮度が失われてはいない。TRCACによる、ほぼ原曲に忠実なカヴァー・ヴァージョンも、十二分にフレッシュである。古臭さは微塵もなく、とても活き活きとしている。クラッシュの偉大さを、あらためて痛感させられた。以上が、記念すべきTRCACのデビュー・シングルに収録されていた全5曲である。このEP作品以降、TRCACは、新作を1曲だけ発表している。それが、08年12月24日にZorch Factory Recordsとドイツのネットレーベル、AF Musicが共同でリリースした、全23組による全23曲を収録したコンピレーション作品『Howly Night』に提供された“Another One”である。こちらも、EPに収録されていた楽曲に負けず劣らずな仕上がり具合の、パワフルでストレートなエレクトロ・パンク曲となっている。ちょっと強引に例えるならば、ザ・ジーザス&メアリー・チェイン(The Jesus And Mary Chain)のサウンドを電脳化アップデートしようとして、誤って高圧電流の電気ショックを与えてしまったような感じといったところであろうか。この“Another One”のサウンドは、まさしく、そんなビリビリと痺れるくらいにイカしたものなのである。
 TRCACは、ほんの数ヶ月前にデビューしたばかりの、まだまだ駆け出しのアーティストである。だが、これまでに発表されたシングルやコンピレーション参加曲などを聴く限り、その前途はかなり有望なのではないかと思われたりもする。巷にはびこる、ただただ粗野に奇抜で素っ頓狂な電子音響を巻き散らかしているだけのエレクトロクラッシュの残骸のような連中たちに比べれば、TRCACのルーツとなるサウンドへの畏敬の念にあふれる音楽性には気高い気品すら感じ取れる。今後、エレクトロ・パンク系の音楽スタイルの世界においても、ストレートかつベーシックなサウンドを見直す動きが、必ずや湧き起こってくるはずである。そうした動きの中で、きっとTRCACのようなサウンド・スタイルが、シーンの最前線へと浮上してくるに違いない。そのタイミングにピタリと合わせるように、TRCACのフィジカルなアルバムの発表時期などが重なり、浮上のチャンスを掴めれば、申し分ないのだが。マドリッドのアンダーグラウンド・クラブ・シーンから出現したTRCACが、その独特の哀感を漂わせた、ポップスの王道感が弾けるエレクトロ・パンク・サウンドで、世界に旋風を巻き起こすようなことになったら、これほど痛快で面白いことはない。TRCACには、なぜか、そんな突然の上昇気流にのって、どこまでものし上がっていってしまいそうな雰囲気を感じる。シングル“The Red Crayon Aristocrat Club EP”を聴いていると、何やらそんな妙な気配を感ぜずにはいられないのである。このデビュー作の勢いと疾走感を維持して、どこまでもどこまでも突っ走っていってしまうのではなかろうか。まさに、彗星のように現れた存在らしく。聴けば聴くほどに、クセになり、病みつきになってゆく、この感じ。そうそう簡単には、抗うことができそうにないコケティッシュな魅力にあふれる歌声。琴線を震わす、哀愁のメロディ。一度捕まったら、二度と這い出せない、伝統的なポップの蟻地獄が、そこにはポッカリと口を開けて待ち構えている。もうしばらくすると、きっと21世紀版ゴールデン・エイジ・オブ・ロックの幕開けの狼煙が、あちこちで立ちのぼることであろう。もしかすると、その発火点から急先鋒として駆け出してくるのは、このTRCACであるかも知れない。(09年)

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