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zoom RSS Kompis & Erlend Oye: All Ears

<<   作成日時 : 2007/11/15 18:50   >>

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Kompis & Erlend Oye: All Ears
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画像 キングス・オブ・コンヴィニエンスのアーランド・オイエが、10組のプロデューサーたちとのコラボレーションを繰り広げた03年のソロ・アルバム『Unrest』。この作品は、オイエ自らが第一線で活躍するプロデューサーの住む街を訪れ、自宅スタジオなどに赴いてレコーディングを行うという、01年7月から02年6月にかけての一年間に彼が山を越え海を越え街から街へと飛び回った音楽紀行の記録でもある。コンピスは、『Unrest』に参加していたオイエと同じスウェーデン在住のプロデューサー・コンビ。共通の知人を通じてコンタクトを取り合い、コンピスことダニエル・ノルドとカール=ヘンリック・ハーレンの住む田舎街ウッデヴァラに足を運んだオイエは、そこで『Unrest』に収録された名曲“Sudden Rush”を完成させた。自然豊かな田舎街でのレコーディング作業は非常にスムーズに進み、最後の歌入れのためにコンピスのもとを再訪したオイエは、そのウッデヴァラ滞在中の4日間に余ってしまった時間を利用して“Sudden Rush”以外の楽曲も制作していたのである。その際に録音された音源が約5年の月日を経て、ようやく日の目を見る機会を得た。それが、このシングルに収められている2曲である。
 01年9月、NYで起きた同時多発テロ事件からほんの数日後の、全世界中を恐怖と悲嘆と緊迫感がない交ぜになった異様なムードが覆いつくしていた時期に、本盤に収録された楽曲は書かれ録音された。A面の“All Ears”は、優しいフェンダー・ローズやアナログ・シンセ、そしてアコースティック・ギターの音色がソッと寄り添いあい、ディスコなノリの跳ねるベースやドラムスと、クールに対峙する密室型のファンク。この楽曲は、後にオイエがセルフ・リメイクし、06年発表のザ・ホワイテスト・ボーイ・アライヴでのアルバム『Dreams』にバンド・ヴァージョンの新アレンジで収録されることになる。オイエによれば、実はソコでは一ヶ所のみオリジナルのコンピスとのヴァージョンとは歌詞が書きかえられているという。さて、どこだろう。B面の“Untitled”は、コンピスの2人がスタジオでの作業に没頭している合間の待ち時間に、オイエがギター一本でサラリと書き上げてしまった楽曲。憂いに満ちたオイエの歌声に、コンピスがラフながらも異様に芸術的なループを付け足しただけの作品だが、その全く作り込まれていない生々しさが逆にいい味を醸し出している。
 完成度としてはマスタリング前のほとんどデモ・テープといったレヴェルの音の質の2曲であるが、折角の絶妙な相性をみせる両者によるコラボレーション作品である。そんな貴重な音源を、ムザムザとお蔵入りにさせてしまうのは実に勿体無さすぎる。両者の音楽的軌跡の記録という意味においても、こうした形で正式にリリースされた意義は確実にあると思われる。(06年)

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