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<<   作成日時 : 2007/11/14 19:03   >>

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Dakar & Grinser: Stay With Me - The Remixes
Disko B db94

画像 ダカール&グリンザーによる01年発表のシングル。この“Stay With Me”のオリジナル・ヴァージョンは、99年のDisko Bからのアルバム『Are You Really Satisfied Now』に収録されている。
 本盤は、ダカールことクリスチャン・クロイツとチックス・オン・スピードのプロデューサーとして名を挙げたトバイアス・ノイマンのコンビによって制作された“Stay With Me”の01年ヴァージョンで幕を開ける。アコースティック・ギターの響きをアクセントとした、かなりモロに80年代シンセ・ポップのリヴァイヴァルといった趣きのそのサウンドは、容易にニュー・オーダー〜エレクトリックやデペッシュ・モードあたりを手本としていることが想起できるものである。いや、その線を思いきり狙った結果がコレなのであろう。しかし、当時の旬であったエレクトロクラッシュ系の作品がコッテリとブリブリに音を盛り込んだ暑苦しいものばかりであったことを考えると、この軽やかさや突っ掛かりのほとんどない喉越しのよさは、逆に新鮮味が感じられポイントが高いような気がしないでもない。まあ、歌物エレポップの01年版としては及第ではあるのだが、どこか決定的なインパクトに欠けていることもまた確かではある、ような。エレクトロ度を増加させ、機械的で平坦なノリにソウルフルな女性コーラスをのせて彩りを加えているのは、ゲイリー・ウィルキンソンによるリミックス。原曲がニュー・オーダーのモドキであるならば、こちらはアーサー・ベイカー&ジョン・ロビーによるシングル・ヴァージョン風といったところか。B面1曲目のアベ・ドゥケは、思いきりラテン・コンボ・スタイルのエレクトロ・ディスコなリミックスをブチかます。これはヒットである。パーカッションが多めのダビーな変則ビートのテック・ハウスと思わせておいて、循環するピアノがジワジワジワジワと下地を作り、打楽器のリズムが交錯しトランペットが嘶く頃には、気分はもう完全にラテン系なのである。ラストを飾るのは、パトリック・パルシンガーによるリミックス。フリーキーなピアノを全編にまき散らした、中盤でちょっぴりだけ暴走しかける性急なミニマル。どちらかというと、かなり平凡な出来で、何となく期待はずれ。
 ダカール&グリンザーのコンビ解消後、クリスチャン・クロイツはソロで活動をするようになり、マンヘッドが05年に発表したゴッドファーザーズの超名曲のカヴァー“Birth, School, Work, Death”でヴォーカルを担当していたりする。だが、それ以外には特に目覚ましい活躍はしていないようなのが実状。声質にも恵まれたナカナカによい歌手だと思うのであるが…。実にモッタイナイことである。

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