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zoom RSS Hannah Jones: In A Broken Dream

<<   作成日時 : 2007/11/02 14:09   >>

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Hannah Jones: In A Broken Dream
The Master Recording Company 12TMRC 4

画像 92年に発表されたハンナ・ジョーンズのシングル。この楽曲のオリジナルは、72年発表のパイソン・リー・ジャクソンによる、ややサイケデリックな味付けのブルース・ロックである。リリースは72年となっているが、実際にレコーディングされたのは69年であり、そこでヴォーカルを担当していたのが実はロッド・スチュアートであったという、妙なイワクがついている一曲。スタジオでスチュアートが他のヴォーカリトのための手本用に吹き込んだ仮歌が、無断でパイソン・リー・ジャクソンのアルバムに収録されて大ヒットしてしまったというのが、どうやらコトの真相であるらしい。全く意味不明な珍奇な出来事ではあるが…。これまでに多くのアーティストがカヴァー・ヴァージョンを録音している“In A Broken Dream”だが、この楽曲が名曲と高く評価される最も大きな理由は、何よりもまずオリジナル・ヴァージョンでのスチュアートの素晴らしい名唱があったからではないだろうか。その万人の胸を打つ歌唱を手本にカヴァーされるからこそ、この楽曲はこれほどまでに人々を魅了してやまないのかも知れない。
 本盤のプロデューサーは、ポール・エルサッサーとブルース・フォレスト。フォレストは、NYの名門アンダーグラウンド・クラブ、Better Daysの人気DJであり、80年代前半からプロデューサー/リミキサーとしても幅広く活躍してきた人物。ここでは、喉から血がほとばしりそうな壮絶さすらあるハンナ・ジョーンズのブルージーな歌唱を引き立てる素晴らしいミックスもフォレストが手がけている。メインとなる12" Forest Club Mixでは、ライヴ感のあるビシッと立ったグラウンドビート調のドラムに、オルガンとピアノをぴったりと寄り添わせ、見事なまでに横乗りなグラグラと揺さぶりかけてくるグルーヴを表出させている。さらに7" Extended Mixでは、豪快にエレクトリック・ギターがむせび泣き。Acoustic Versionでは、アコースティック・ギターのみをバックに従えてジョーンズが洞窟の中でガナっているかのような豪快に響き渡る迫力のヴォーカルを浴びせつける。フォレストが手がけた3つのミックスは、どれも異なる味わいを有した非常に聴き応えのあるものばかりだ。B面の1曲目に収録されているティム・スミスによるノッペリとしたヤワなリミックスと比較すれば明らかであるが、やはり本物の職人による仕事というのは決定的に違う。基本的にブルース・フォレストが絡んだ作品にハズレはない。間違いない。

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