Italoboyz: Viktor Casanova

Italoboyz: Viktor Casanova
Mothership MSHIP 001

画像 ロンドンを拠点に活躍するマルコ・ドナートとフェデリコ・マートンのイタリアン・コンビによるシングルは、サンフランシスコのクロード・フォンストロークが新たに設立したレーベル、Mothershipの記念すべきカタログ番号001番。
 ポコポコいってるシンプルなミニマル・トラックに様々な声ネタがのってゆき、クライマックスでは歌劇の一節のようなクラシカルな歌唱が延々と響き渡るという、なかなかにイカレた作品。絶妙なる緊張と緩和。それのみの世界。細やかにパーカッション類が展開する以外に、特にこれといった大きな展開はない。そこが堪らんのである。クセになる。リカルド・ヴィラロボスも大絶賛の一曲である。
 B面に収録されているのは、昨今のドイツのミニマル・テック・ハウス(エレクトロ・ハウス?まあ、細かい呼び方なんてもうどうでもいいんじゃない)の新潮流の旗手のひとりであるサミムによるリミックス。07年のジャーマン・ミニマル・ハウスは、ようやく本格的に重苦しいダブの呪縛から解放され、グリッチやシャッフルなどの余計な雑音を盛り込む傾向もかなり薄まってきており、非常によい感じにスカッと突き抜け始めているように思われる。そんな動きの一翼を担っているのが、Get Physicalからの「Heater」を大ヒットさせているサミムだ。因みに、その「Heater」にリミキサーとして参加しているのはクロード・フォンストローク。ここでのサミムのリミックスは、原曲以上にギターの伴奏をともなったオペレッタの歌唱パートに焦点をあてた極めてシンプルな構成。下手にいじり回さない方が得策と判断したのだろうか。結果として、かなり使える好リミックスに仕上がっている。全くといってよいほど湿っぽさの片鱗も介在しないカラッとしたパーカッシヴなミニマル・トラックが、実に心地よい。(07年)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック