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<<   作成日時 : 2014/10/09 01:30   >>

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Radiomaniac: Syndrome
レディオマニアック「シンドローム」

画像



Artist: Radiomaniac
Title: Syndrome
Genre: Post-Rock/Experimental/Altanative

Tracklist:
01. Endorphin
02. Nevazhno
03. Samozvantsy
04. Deti Tsvetov
05. Leto
06. Gorod
07. Sensatsia
08. 12.8 (~13)
09. Plohoy Otets
10. O4
11. Sindrom
12. Sad Zemnyh Naslazhdeniy
13. Vse Chto Ty Mog Skazat'

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Album Description:
This is a NEW album of Radiomaniac. And also, for the Radiomaniac, it is the album that consists the vocals on their music for the first time. We encountered the SONG of Radiomaniac here. What about it. Radiomaniac have been transformed into the top level alternative rock band in the world suddenly. Emotional vocals ride on a heavy sound with much dignity. Here is a new royal road inherit the edgy rock sound, you've heard so far from London, New York, and Seattle, US west coast. Newly born Radiomaniac is trying to convey something actively to us with nature given songs. Open up the ears. The radio wave syndrome has been originating from Sakhalin.

Produced by Radiomaniac
Mix & Mastering by Radiomaniac
Artwork by Radiomaniac

Band members:
Vladimir Gorbachev - Guitar
Yuri Che - Vocal
Egor Rychkov - Bass
Danil Khazhainov - Guitar
Andrey Tryastsin - Drums

Band Description:
Radiomaniac is fivesome from the island of miscegenation. These talented dudes have a variety of differences of the complexed roots. A rare musicality has been established by the each band member who brings their piece up to the one place. They are inspired by Dali paintings, vinyls of Sonic Youth and Nirvana, video clips of The Prodigy, David Lynch movies, factories, mines, urbanism, sound effects, untuned guitars, defective sound receivers, happening art, endless night conversations, music of Mogwai, Radiohead, 65daysofstatic, Joy Division, Pink Floyd, HTRK, Velvet Underground, Television. In general, the band's aim of sound seems to be if Thom Yorke, Thurston Moore, Dominic Eitchison and Stephen Morris play together just like 65dos covering Nirvana in the spirit of NIN. Radiomaniac try to create it with mixing the textural noisy guitars, powerful drum, dope bass lines and twisted electronic sounds.

For more information
http://www.lastfm.ru/music/Radiomaniac
https://www.facebook.com/radiomaniacband
http://www.facebook.com/groups/274072889367290
https://twitter.com/radiomaniacband
http://instagram.com/radiomaniac_band
http://www.youtube.com/user/RadiomaniacOnAir
http://vk.com/radiomaniacs
http://www.discogs.com/artist/Radiomaniac
http://radiomaniacs.tumblr.com

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


Radiomaniac: Syndrome
Mizou MZ010

2014年、レディオマニアックはバンドとして新たな段階に突入した。これまではサハリンを拠点とする四人組のポストロック・バンドとして活動してきたわけであるが、彼らは今そのポストロックというもののさらなる先へと大きな一歩を踏み出しつつある。
このセカンド・アルバム“Syndrome”の制作が開始された時期、レディオマニアックはバンド内に大きな変化の動きを抱えていた。まずは、新たにギタリストのダニル・カザイノフ(Danil Khazhainov)をメンバーに迎えて、五人組のグループへと増員されたのである。そして、この新メンバーの加入に伴い、これまでギターや時にはベースを担当していたユーリ・チェ(Yuri Che)がヴォーカルに専念することとなった。さらには、バンド結成時からのメンバーであったベーシストのアンドレイ・R(Andrey R)がバンドを去り、新たにイゴール・ライチコフ(Egor Rychkov)がライン・アップに加わっている。現時点でのレディオマニアックは、ギターは元々デヴィルディテイルズと名乗っていたウラジミール・ゴルバチョフ(Vladimir Gorbachev)とダニル・カザイノフの二人が担当しており、ベースにはイゴール・ライチコフ、ドラムスにアンドレイ・トリアスツィン(Andrey Tryastsin)、そしてヴォーカルがユーリ・チェという編成となっている。
ファースト・アルバム“Antenna theory”のリリース以降、ハードでヘヴィなサウンドを身上としインストゥルメンタル曲を主体とする制作を行ってきた四人組のポストロック・バンドに、非常に大きな変容のときが訪れていたのである。五人組となったレディオマニアックは、サウンドの緩急や音色の強弱だけに特化した方向性ではなく、言葉や歌声やメロディという面にもバンドの音楽表現を拡大させてゆく道を選択したのである。
今回のアルバム“Syndrome”は、レディオマニアックにとって初のヴォーカル入りの楽曲で構成されたアルバムとなった。ユーリ・チェのヴォーカルを前面に押し出した新たな五人でのサウンドは、やはりかなりこれまでのレディオマニアックとは趣きを異にしている。奔放に暴れ回るノイジーなギターが印象的であった、複雑に絡み合うフレーズと劇的な展開によって構成されていた楽曲は、しっかりと歌を聴かせることに重きを置いたメリハリのある構成が整然と展開されるものとなっている。そういう意味では、少しばかり大人しくなってしまっているように思われてしまうかも知れない。しかし、実際にはこれは、これまでは終始全力で情感を楽音に込めてほとばしらせるアンサンブルを得意としていたレディオマニアックが、ユーリ・チェのヴォーカル転向とともに人間の声という究極のアコースティックな音響を中心に据えた一歩進化したサウンド表現を身につけることへと向かったということなのである。怒濤の放出感を抑制しながらも音で微細で繊細な情感を伝える表現力が、新たなレディオマニアックの作品には備わっている。ただし、楽曲中の熱い盛り上がりを見せるパートでは、実にレディオマニアックらしい天を衝くが如きアグレッシヴなバンド・アンサンブルやすさまじくフリーキーなサウンド・プロダクションも聴くことができるであろう。レディオマニアックは、サウンドの緩急や幅や奥行きの表出にさらなる磨きをかけているのである。
また、ユーリ・チェによってロシア語で歌われるメロディは、ゆったりと流れる川のような穏やかさをたたえながらも、アジア的な哀愁や細かな感情のうねりを表出させるものとなっている。このようにバンドのサウンドが主としてメロディアスな指向性をもつようになったことで、独特のクールさをもつサイケデリックな色合いや一種のドスのきいた情感の深みのようなものも前面に出てくるようになってきている。こうした点も注目に値するだろう。レディオマニアックは、より深い味わいのあるサウンドを獲得しつつある。
ユーラシア大陸の東の端、世界の中心から遠く離れた島、サハリンで歌われるロックは、この場所でしか歌われないであろう歌となる。しかし、それをレディオマニアックは、敢えてモダンなオルタナティヴ・ロックの様式や語彙を使って歌ってみせるのである。そこには自分を受け入れてくれない世界があり、自分を見捨てて通り過ぎてゆく世界があり、くだらない現実があり、くそったれな社会があり、自由を与えない国があり、地下世界の自由があり、キチガイだらけの街があり、飛び出した家があり、ギクシャクした親子関係があり、欲望があり、冷ややかな視線があり、愛があり、憎しみがあり、現実逃避があり、アンビヴァレントな感情がある。レディオマニアックは、それを真摯かつ丁寧に歌い上げ、時にセンセーショナルな言葉を使って対象に向かって深く鋭く切り込んでみせる。その様式は、実にロック的なものだといえる。わたしたちが、これまでに聴いてきたロックの系譜にそのまま通ずるもののように聴こえたりもするだろう。だが、それが、あの島で歌われるときには、それはやはり特別な歌とならざるを得なくなるものがある。それはレディオマニアックがそこで歌うことに対して、どこまでもついて回る宿命にして、宿業でもある。ロシアの国旗の色に塗られたバスが街を走る。大いなる父は、島を見捨てようとする。小さな子供の碧眼に消しがたい悪が宿る。
ポストロックのその先には、やはりオルタナティヴ・ロックの王道がまだ続いていて、レディオマニアックはそこに激情と叙情が交錯するサウンドを携えて足を踏み入れた。サハリンという極東の島が世界的なレヴェルのオルタナティヴ・ロック・バンドを輩出しようとしている。そんなことは、にわかには信じがたいだろうか。だが、このアルバム“Syndrome”を聴けば、今実際にそこで何が起きているのかがわかるはずである。レディオマニアックは、明らかに殻を突き破って世界を/世界へと飛び出そうとしている。
レディオマニアックは、まだデビューから僅か二年でありながらも実に大きな変化/進化を遂げてきた。もしかすると数年後には今とは全く異なるサウンドを出しているかもしれない。レディオマニアックとは、常に変化するバンドである。ゆえに、その変わりゆく過程を追い、現在進行形の今をとらえ続けてゆくことが重要となる。この“Syndrome”は、レディオマニアックの現在のサウンドと、2014年における最も良質なオルタナティヴ・ロックのひとつのエピックを聴くことのできるアルバムである。

Liner notes by Masaru Ando

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