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zoom RSS Stex: Still Feel The Rain

<<   作成日時 : 2007/11/05 03:38   >>

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Stex: Still Feel The Rain
Some Bizzare SBZ12 002

画像 90年にSome Bizzareより発表されたダンス・ポップ・シングル。ライヴ感を増したアップテンポなグラウンドビート調のトラックにのる、アンドレア・メンデスによるシルキーでソウルフルなヴォーカル。コーラスでは男性ヴォーカルがこれに加わりグッと厚みを増す。90年というのは、Big Lifeからの元キリング・ジョーク〜ブリリアントのユースによるプロジェクトであるブルー・パール“Naked In The Rain”や、ニュー・ジャージーの黒く渋いガラージ系ハウス専門レーベルのMovin'からのインテンス“Let The Rain Come Down”など、雨関連の雨ニモ負ケズ的な内容の名曲が幾つも誕生した年だった。このステックスの楽曲もそのうちの一つ。東西冷戦が終結を迎えた激動の変換期の中で、様々な社会的不安や困難な状況が世界中に蔓延っていたのであろう。実際に欧米各国は深刻な不況地獄のどん底にあった。ただ、極東の島国、日本だけはまだまだバブル景気に浮かれていたのだが。
 “Still Feel The Rain”は、ステックスとスティーヴン・スペイセク、スティーヴ・リローニの共同プロデュース作品。スティーヴン・スペイセクは、後にスペイセクを率いてブレイクすることになるスティーヴ・スペイセクである。スティーヴ・リローニは、元々は後期アルタード・イメージズのギタリストであり、後にハンソンのプロデューサーとして大ヒットを飛ばし一躍業界の大物となる人物。また、元スーサイドのアラン・ヴェガとのユニット、レヴォリューショナリー・コープ・オブ・ティーンエイジ・ジーザスでの活動を行っていたりもする。そして、この楽曲で音の輪郭のしっかりとしたファンキーなカッティング・ギターをかき鳴らしているのは、元スミスのジョニー・マー。で、リミキサーとして起用されているのは、元ソフト・セルのデイヴ・ボールがリチャード・ノリスと結成したグリッドである。何とも凄まじい取り合わせ。恐ろしくヴァラエティに富んだ面々が、この一枚のシングルに絡んでいたという紛れもない事実。今となっては考えられないような取り合わせの面々による一枚であるが、当時としては実に平均的で有りがちなタイプのダンス・ポップスでしかなかったというのもまた紛れもない事実であったりする。しかし、マーのギターの音が圧倒的に素晴らしいので、いつまでも聴き続けることができる一枚にはなるであろうが。
 ステックスは、それほど大当たりしないまま終わったが、Some Bizzareからは90年代中盤にビザール・インクがダンス物のヒットを連発させている。あれこれ言われるスティーヴォであるが、なんだかんだいってもやはりレーベル経営者としてはトンでもなく抜け目のないところがある。この超豪華な面々が絡んでいるステックスにしても、やっぱり先見の明があったということなのであろう。と、少しだけ厭味も込めてしたためておくことにする。

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